校長挨拶
開校経緯・理念
私は19歳で東京・六本木で飲食の道をスタートしました。
そのお店から始まった飲食店の経営を、
3年間で16店舗まで拡大し、
その後もいろんな飲食店の立ち上げから撤退まで、
飲食店経営におけるすべてのフェーズに関わってきました。
店舗の経営は、全て上手くいったわけではありません。
もちろんどの店舗でも成功できると思って開業をしていますし、
全力で運営も行いました。
が、最初は上手くいっても、
お客様にずっと愛され、継続的に利益を出し続けるというのは、
なかなか難しいと常々、実感をしていました。
失敗した際には、閉店店舗の諸費用が重くのしかかり、苦しい思いもしました。
そして、新しい飲食店を出店する際の開業費用を用意するのも本当に大変でした。
いかに開業費用を抑え、リスクを極限まで減らした出店のやり方は無いか。
その発想から「ランチシェア」という間借りビジネスモデルを考案しました。
2016年からスタートした「ランチシェア」は、
これまで50店舗以上の出店実績があり、
これは日本では最大級の実績と言えます。
また、どの店舗を間借りする際も、
どの業態を新規に開発しても、
100万円以上の初期費用をかけることなく、
とにかくローリスクな開業にこだわってきました。
また、持続可能なビジネスを考えた場合、
どれだけ収益が残るかがポイントとなります。
ランチは客単価が低いため、利益率を高める必要があり、
従来の出店・営業スタイルとは異なる考え方をすることで、
ある程度の客数までなら1人でお店を回すこともできるスタイルを構築しました。
さらに、「ランチシェア」という働き方は、働く時間も短時間で、
すべてを自分で決めることができます。
・お子さんのいる主婦の方
・学生やサラリーマンの空き時間
・夢に邁進するバンドマンや役者の方
・定年退職後など体力に不安のある方
・誰かの下で働きたくないなど、独立願望のある方
「ランチシェア」というビジネスモデルは、
様々な方に新たな選択肢を提案できるようになりました。
今まで、飲食店開業には料理の専門性や多大なお金が必要だと思い、
あきらめたり、先延ばしにされていた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
飲食店を始めたい・独立開業を実現したいという方の、
転ばぬ先の杖や水先案内人として、
これまでは個別にコンサルティングを行ってきました。
クライアントに合わせてカスタマイズすることも大事ですが、
根本となるところは同じであることもあり、
これまでに培ってきたノウハウを体系化してお伝えすることで、
少しでもお役に立てればと思い、この度、当校を開業いたしました。
飲食店オーナーを職業の選択として身近に感じていただき、
地域の方に愛され、永く続く飲食店オーナーを輩出していく所存です。
ランチビジネススクール 校長
小山 雅也